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南からの夏鳥に三光鳥がいる。図鑑によるとヒタキ科の鳥。尾が長く全長およそ40センチ。メスの方がやや小さい。頭は濃い紫、背は茶、腹は白、目と、くちばしのまわりは美しいコバルト色をしている。「ツキ・ヒ・ホシ(月日星)ホイホイホイ」と鳴く。繁殖期は5月から7月ごろまで。川べりの森にすみ秋、南へ去る。田舎の阿武隈川支流の渓流ではこの時期、よく見かけた。子どものころから鳥名も分らず、「キイチホイホイホイ」と親しんだ。その鳴き声を丹沢の川原の茂みで何十年ぶりかに聞いた。内外とも騒然としている。刺した、殺したと生臭い事件が起きる。うっとうしい世相を忘れ、森を歩きながら足を止め、その鳴き声に聞きほれていた。
さんこうちょう誰か呼ぶよな声がして (あ)
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