|
戦争を語り継ぐ集い

「戦争体験の労苦を語り継ぐ集い」が9月13日、大和市鶴間の市保健福祉センターで開かれる。中心になって集いを実施しているのは、主催団体の一つである「軍人軍属恩給欠格者全国連盟」神奈川連合会長の牛窪剛さん(83)=大和市福田=。元日本兵は高齢化し、ともに活動してきた仲間が年々先立ってゆく。「私が倒れたら神奈川の集いは終わり」と危機感を募らせながら、準備に奔走している。
軍人軍属恩給欠格者全国連盟は、軍歴12年未満の恩給欠格者の救済を目的に77年に発足。当初の会員数はおよそ50万人を数え、県連合会は会員約2000人を擁した。
しかし、戦争の記憶が遠くなるにつれて会員の高齢化は進み、兵隊に行ったもっとも下の年代である牛窪会長も80歳を越えた。神奈川の会員は現在、200人ほど。健康で活動する人は100人に満たないという。
「戦争体験を語り継ぐ集い」は連盟本部の提唱で始まり、神奈川は今年で6回目。終戦記念日に合わせ、横浜など大都市で開くことが理想だが、牛窪さんがほぼ1人で奔走するため地元の大和で開くのが精一杯。県外の集いも会員が高齢になり、開催が困難になっているのが現状だ。
大和市戦没者遺族会、傷痍軍人会の協力を得ながら、牛窪さんは展示品の整理や新聞への掲載依頼など、準備に追われる。会場には毎回、およそ200人の来場者があり「体が続く限り集いを続けたい。1年1年が勝負」と気持ちを引き締める。
当日は午後1時開会。元軍人軍属短期在職者協力協会理事長・椎原芳郎さんの基調講演「戦争体験の労苦を語り継ごう」を始め、元兵士による体験発表がある。また翌日には「平和記念展」のほか、映画「ビルマの竪琴」「火垂るの墓」上映も。入場無料。
|
本ホームページに掲載の記事・写真など、一切の無断転載を禁じます。ご注意ください。
Copyright(C) 2006, The SHONAN ASAHI |
|